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2023/06/23

スズメ(野鳥)に狙われたイモムシ(蛾)の正体は?

2022年6月下旬・午後12:30頃 

河川敷の遊歩道で私が近寄っても逃げないスズメPasser montanus)がいました。
どうやら、近くの路上に居たイモムシを捕食しようとしているようです。 (映像は割愛)
捕食シーンを動画で撮れるかもしれないと期待して、一旦少し離れて見守ることにしました。 
しかし、警戒したスズメは結局イモムシを捕食しないで飛び去りました。 

側面
腹面
頭部正面(顔)
採寸

難を逃れたイモムシを調べてみましょう。 
尾角があるのでスズメガの仲間だろうと思うのですが、こんな地味な色の幼虫は見たことがなく、名前が分かりませんでした。 
土で汚れてこんな色になってしまったのですかね? 
炎天下の舗装路で熱せられた上にスズメに狙われ、ぐったりと衰弱していたので、成虫まで飼育するのは無理だと判断しました。 

いつもお世話になっている「不明幼虫の問い合わせのための画像掲示板」にて問い合わせてみたところ、常連のYAMKENから以下の回答を頂きました。
スズメガ科ウチスズメ亜科のいずれかと思われます。 この子は前蛹状態にいるようで本来の色模様は変わってしまっているので確定はできませんが前蛹状態でも頭と尾角の形状的な特長は残っており食餌植物が河川敷に多いことから トビイロスズメ が一番候補と思われますが・・・・。
なるほど、前蛹になると変色(退色)するのですね。 
スズメガ類の飼育経験が浅い私には、思いもよりませんでした。 
第一候補のトビイロスズメClanis bilineata tsingtauica)と言えば、確かにこの川の流域で過去に終齢幼虫を見つけています。(成虫は未見。) 

関連記事(3年前の撮影)▶ トビイロスズメ(蛾)の幼虫を見つけた!
 

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