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2023/02/17

地中の巣穴から空荷で飛び去るモンスズメバチ♀

 



2022年6月中旬・午後13:45頃・晴れ 

河川敷でブタナの根際に開いた巣口からモンスズメバチVespa crabro)のワーカー♀が外に出てきて飛び去りました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。 
地下の巣穴を拡張工事している最中なのに、この個体は珍しく空荷でした。 
(大顎に土塊を咥えていません。) 

実は、出巣直後にこの個体はホバリングしながら扇状に飛んだのですが、あまりにも動きが速過ぎてカメラのズームアウトが間に合わず、動画に撮り損ねました。 
定位飛行で営巣地近辺の景色を記憶したということは、この日に初めて外に出た(初飛行)ことを意味しています。 
羽化したばかりのワーカー♀なのかもしれません。 (とは限らない。)
巣口の位置を正確に記憶しないと、外役に出ても帰巣できなくなってしまいます。 

他の多くの個体は、土塊を咥えて巣口から一目散に飛び去り、不要な土砂を外に捨てに行きます。 
定位飛行は一度やれば充分で、次回の出巣から省略されます。 


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