前回の記事:▶ 晩夏の昼間にスギ林道を行き交うニホンカモシカ【トレイルカメラ】
2022年9月上旬〜中旬
山のスギ林道を通りかかるニホンカモシカ(Capricornis crispus)が監視カメラに写った記録です。
同じ日に何度もカモシカが登場することもあれば、空白期間が数日続くこともあり、規則性は認められません。
個体識別ができていないので、何頭のカモシカが行き交っているのか不明です。
カモシカは夜行性でもあり、昼行性でもあります(昼も夜も活動する)。
シーン1:9/3・午前1:12・気温20℃
どこから現れたのか、いきなり画面の右上に佇んでいました。
林道脇の斜面(法面)を画面の手前から駆け下りて林道に出てきたのではないかと想像しています。
立ち止まって振り返り、カメラの方をちらっと見て警戒しています。
地面に敷き詰められたスギの落ち葉の匂いを嗅ぎながら林道を左へ歩き始め、溜め糞場sの匂いを嗅ぎました。
明らかに角が細く、若い個体のようです。
トレイルカメラを固定したスギの根元で下草の匂いを頻りに嗅いでいます。
林道脇のの法面をよじ登り始めたところで、録画が切れてしまいました。
シーン2:9/3・午後17:46・気温21℃ (@1:00〜)
16時間半後、カモシカがちらっと写りました。
カメラに映らないように、林道の左端を歩いて右から左に通り過ぎたのか、それとも法面を登ったのか、不明です。
シーン3:9/5・午前11:21・気温25℃ (@1:05〜)
2日後の明るい昼間に、カモシカが林道を歩いて左から登場しました。
顔を拝みたくても、頭を下げて歩くので見えません。
カメラを設置したスギの根元の匂いを嗅ぎ、林道を右へ立ち去りました。
シーン4:9/9・午前0:58・気温19℃ (@1:19〜)
4日後の深夜、今度は右からやって来ました。
林道の左端を歩くとカメラの死角になって姿が映りません。
意図的にカメラを避けているのでしょうか?
もう1台トレイルカメラを増設して逆方向からも狙うようにすれば、記録漏れが減るはずです。
シーン5:9/9・午後20:04・気温21℃ (@1:26〜)
19時間後、今回は林道を左から登場。
対面のスギ大木を回り込むと、右隣りに自生するコシアブラの灌木に顔を擦りつけているようです。
画角外のため、残念ながら眼下腺マーキングしてる顔が写っていません。
その後は林道の左端を歩いて右へ立ち去りました。
林道上に残されたタヌキの溜め糞を監視するようにカメラの設置角度を決めると、奥のコシアブラが画角に収まらなくなってしまうので、どちらを取るか悩ましいところです。
トレイルカメラをもっと高い位置に設置すれば両立できるかな?
シーン6:9/9・午後23:35・気温21℃ (@1:50〜)
3.5時間後の夜中に、右から登場。
カメラになるべく映らないように林道の左端を歩いて通り過ぎます。
シーン7:9/11・午後15:10・気温23℃ (@1:57〜)
2日後の明るい午後に右から登場。
今回も監視カメラを避けるように、林道の左端を歩きました。
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