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2022/11/07

アナグマの溜め糞に群がるクロボシヒラタシデムシとニクバエ

 

2022年7月下旬・午後13:05頃・ 

里山のスギ林を通る林道の真ん中にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)とニホンアナグマMeles anakuma)が共有している溜め糞場sがあります。 
2種の食肉類の糞塊が並んでいるうち、アナグマのやや緩い糞(軟便)にクロボシヒラタシデムシOiceoptoma nigropunctatum)とニクバエの一種が集まっていました。 
ハエは口吻を伸ばして糞を舐めています。
シデムシは糞の上をウロウロと歩き回っています。
小型の甲虫エンマムシ?(エンマコガネ?)も来ているようですが、よく見えません。 


隣りにあるタヌキの溜め糞と違い、センチコガネの仲間は居ませんでした。 
アナグマの糞の下に潜り込んでいるのかもしれませんが、ほじくって探すことはしませんでした。 
動画撮影を優先するために、現場を乱したくなかったのです。 

うんちレストランに集まる昆虫にも、糞の種類によって微妙な好みがあるのかもしれません。 
タヌキとアナグマがそれぞれ何を食べているのか?という食性にも関係してきそうです。 
ただし、糞の鮮度(排泄からの経過時間)が違うため、安易な比較はできません。 

※ 横に設置したトレイルカメラによって、アナグマとタヌキの排便シーンを確認しています。

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