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2022/08/04

タヌキの溜め糞を横切る夜行性のヤスデ?【暗視映像:トレイルカメラ】

 

2022年5月下旬・午後22:55

河畔林のタヌキ溜め糞場rvを監視しているトレイルカメラ(無人センサーカメラ)に珍客がたまたま写っていました。 
赤い矢印の先に注目してください。
ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)がこの溜め糞場に来て排便してから2.5時間後に、ヤスデらしき多足類が林床を這い回り、新鮮な黒い糞塊の上を足早に横切りました。
ヤスデは糞食性ではないそうなので、今回タヌキの溜め糞場を横切ったのはたまたまでしょう。
タヌキの糞に誘引された訳ではなさそうです。
そもそも今回トレイルカメラが何に反応して起動したのか不明です。
(小さな変温動物のヤスデに反応するはずはありません。)
 
ヤスデの食性について調べてみると、植物分解者の一員のようです。 
wikipediaの解説によると、
多くのヤスデは森林で生活している。幼虫は主に森林の土中生活者で土壌耕転作用があるとされ、成虫も落葉分解に寄与しているとされる[3]。
小学館『日本大百科全書』でヤスデの生態について調べると、
おもな栄養源は腐植質で、植物遺体の分解者として土壌動物の重要な働きの一環を占めている。カビやキノコを食べるものもあり、ときには新芽を害することもある。山林の落葉層および土壌をおもな生息場所としているが、腐植のある所であれば都市の公園緑地、住宅街にもすむ。(中略)乾燥および光を嫌い、湿度の高い夜間におもに活動するが、湿った所では昼も活動している。

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