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2022/08/15

左の翼から出血したカワラヒワ♂の謎(野鳥)

 

2022年6月中旬・午後13:45頃・晴れ 

郊外の新興住宅地で路上(車道)に居たカワラヒワ♂(Carduelis sinica)が近づく私を警戒し、路肩に移動しました。 
左の翼を少し持ち上げ、肩口を頻りに羽繕いしています。 
羽繕いする嘴の先端が赤く染まっているのが気になります。 
どうやら左の翼から出血しているようです。 
両足を揃えてピョンピョン跳んで前進する際に、両肩は左右対称でした。 (素人目には、左の翼が不自然に曲がっている?)
てっきり私は左翼が骨折しているのかと初めは思いました。 
走行車と衝突事故を起こしたのか、それとも民家の窓ガラスに激突したのでしょうか? 

私が動画を撮りながらそっと近づくと、カワラヒワ♂は慌てて飛び立ち、右折して逃げました。 
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
意外にも飛翔能力に問題は無さそうと分かり、拍子抜けしました。 

もしかしてチドリがよくやるような偽傷行動だったのかな?
つまり、すぐ近くに自分の巣や巣立ち雛がいて、私の注意をそこから逸らすために親鳥がわざとらしく怪我をした演技をしていたのでしょうか? 
しかしカワラヒワが偽傷行動するという話は聞いたことがありません。 
血を流していたということは禁断の自傷行為になり、あり得ないでしょう。
ちなみに海外では吸血性のフィンチが知られています。(ハシボソガラパゴスフィンチ

最後に思いついた仮説は、吸血性の体外寄生虫です。 
左の翼で吸血していたマダニ?をカワラヒワ♂が取り除いて捕食したのかもしれません。

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