2021年10月中旬・午後14:10頃・くもり
私が山麓の農村に近づくと、野生ニホンザルを追い払う発砲音(空気銃? 爆竹?)が聞こえました。
集落の家庭菜園や畑は電気柵や網で厳重に囲まれていて、猿害の深刻さがうかがえます。
その後、私が入山するとすぐに
ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の鳴き交わすクーコール♪(コンタクトコール♪)が聞こえました。
足音を忍ばせて林道を少し登ると案の定、ニホンザルの群れと遭遇しました。
どうやら、麓の集落から追い返されたニホンザルの群れが山に帰ってきたところに遭遇したようです。
私の姿を見つけるとニホンザルは警戒しつつ走って林道を横断し、山側の雑木林に逃げ込みました。
林道上に突っ立って撮影する私を警戒し、迂回するように群れは遊動しています。
山側から再び林道に降りて走り去る個体もいます。
隙あらば里の畑や果樹園に戻って採食したいのでしょう。
遊動する群れの中で1頭の若い個体が跛行していることに気づきました。(@2:15)
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:25)
出血は見られませんが、左後脚を骨折しているのか、痛む左後足を地面に付けることができないようです。
三足歩行でも素早く林道を横切りました。
木登りはどうするのか知りたかったのに、見失ってしまいました。
今のところ遊動する群れに何とかついて歩けるようですが、予後が心配です。
雪国で厳しい冬を無事に越せるのでしょうか?
遊動する野生ニホンザル群れのど真ん中に私が意図せずして入り込んでしまったため、次々に現れる個体のどれを撮るべきか目移りしてしまいました。
カメラをぶん回して撮った細切れ映像の中からニホンザルが林道を横断するシーンをまとめました。
猿の登場順は時系列の通りではなく、適当に入れ替えています。
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