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2022/01/23

樹上で相互毛繕いするニホンザル群れの喧嘩と仲直り

 

2021年10月中旬・午後14:10頃・くもり 

野生ニホンザルは暇さえあれば集まって互いに毛繕いしています。 

山道の法面から斜めに張り出したコナラ灌木の幹に若いニホンザルMacaca fuscata fuscata)が腰掛けました。 
その後から成獣♀a(乳首の長い母親)がやって来て、子ザルaの背中を毛繕いし始めました。 
おそらく母子関係なのでしょう。 
子ザルaが幹の上で腹這いになり、気持ち良さそうに母親aから毛繕いを受けています。 
そこへ更に別個体の成獣♀b(乳首の長い母親)が合流し、♀aの背中を毛繕いし始めました。 
やがて子ザルaが起き上がって母親aにお返しの毛繕いを始めました。(相互毛繕い) 
周囲の斜面で遊んでいた子ザルが合流し、母親bの胸にしがみつきました。 
2組の母子がコナラの幹に並んで座り、相互毛繕いに耽っています。 
やがて幼い子ザルbが飽きて母親から少し離れ、独りで探検を開始。 

樹上で仲良く並んで毛繕いしていたのに、一番右の子ザルaが急に悲鳴を上げながらてコナラの幹を登って右へ逃げました。(@2:43) 
♀bになぜか叱られたようです。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしても、騒動の原因ははっきり分かりませんでした。(@3:00〜3:34) 
子ザル同士の小さな喧嘩に母親が介入し、幼い子ザルに代わって年長子ザルに報復したのでしょうか。(「うちの子に何すんのよ!」) 
よその子ザルに毛繕いしようとして嫌がられ、母親が制したのかな? 
我が子を守りたいママ友同士で大喧嘩(♀a VS ♀b)が始まるかと思いきや、すぐに戻って仲直りの毛繕いを再開。 
間に挟まれた子ザルbはケロッとして母親の毛皮に抱きついてます。 
その間、奥の雑木林の樹上で幼い子ザルが独り遊びしています。 

母親aの背中を毛繕いしていた子ザルaが急に離脱しました。 
上の灌木に飛び移り、山林を左へ遊動開始。 

私がこっそり林道を少し進んで撮影アングルを変更しても、コナラ樹上に残ったニホンザルは未だ毛繕いを続けています。
右下奥に独り遊びする子ザルの顔

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