ページ

2021/10/10

ノアザミの花蜜を吸うオオウラギンスジヒョウモン♂に繰り返しちょっかいを掛けるモンシロチョウ♂の謎【HD動画&ハイスピード動画】

 

2021年7月中旬・午後13:50頃・晴れ 

水田の畦道に咲いたノアザミの群落でオオウラギンスジヒョウモン♂(Argyronome ruslana)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。
左翅の後翅がひどく破損した個体でした。 
閉じた翅をときどき開閉しながら吸蜜しています。 

後半は、オオウラギンスジヒョウモン♂が花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:58〜) 
すると、モンシロチョウ♂(Pieris rapae)が飛来してノアザミの同じ頭花から吸蜜を始めました。
関連記事▶ ノアザミに訪花吸蜜するモンシロチョウ【HD動画&ハイスピード動画】
2種が仲良く並んで吸蜜しているのかと思いきや、頭花上でニアミスすると、先にオオウラギンスジヒョウモン♂が翅を小刻みに開閉して威嚇しました。 
体格に劣るモンシロチョウ♂は飛び立つと、隣の頭花へ移動しました。 
しかし、どうやら隣のノアザミは蜜量が少なかったようです。 
モンシロチョウ♂は再び飛び立つとオオウラギンスジヒョウモン♂の周囲をホバリングのようにしつこく飛び回ります。 
翅の色も模様も所属する科も違いますから、誤認求愛のはずはありません。 
蜜源植物を巡る占有行動(闘争)なのでしょう。 
「順番待ちしてるんだから、早くそこをどいて俺に譲ってくれ〜」と言っているようです。 
モンシロチョウ♂が何度も戻ってきて嫌がらせしても、体格に勝るオオウラギンスジヒョウモン♂は全く動じずに吸蜜を続けています。 
モンシロチョウ♂は諦めて飛び去りました。
モンシロチョウが羽ばたいた際に、前翅前縁の灰色が薄いので♂と判明。 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿