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2021/06/12

川の岸辺を遡上しながら採食するオオバン(冬の野鳥)

 

2021年3月下旬・午前7:00頃・くもり 

川の対岸に沿って朝から真っ黒な水鳥がなぜか雪解け水の流れに逆らって上流に向かっていました。 
頭部に白いワンポイントが目立ちます。 
気になる鳥の正体はオオバンFulica atra)でした。 

オオバンは、枯れたヨシに覆われた対岸付近を上流に向かって移動しながら、たまに川岸を嘴で啄んで植物質の餌を採食しています。 
水面に嘴を軽く浸すこともありました。 
浅瀬でも雪解け水の流れは速く、その流れに逆らって必死に遡上しています。 
オオバンの脚には弁足と呼ばれる水かきがあるので泳ぎは上手いとされていますが、今回は遊泳ではなく浅瀬を歩いているのかもしれません。
川を遡りながら採食だけでなく羽繕いもしました。 

最後は手前の岸に生えた柳灌木の死角になって、オオバンを見失ってしまいました。 
次は川の流れに乗って下流へ移動するかと期待したものの、なぜか二度と現れず残念でした。 

実は撮影を始める前に、コハクチョウの鳴き声に混じって、キャンキャン♪という小型犬のような奇妙な鳴き声が聞こえていました。(鳴き声の主の姿は見えず) 
帰宅してから図鑑などでオオバンの鳴き声を調べると、キョンキョン♪というような独特の鳴き方でした。 
しかし残念ながら動画撮影中には鳴いてくれず、鳴き声の証拠映像は記録できませんでした。 

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

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