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2021/03/11

♀1♂2で交尾するコカマキリを見つけたが…

 

2020年10月下旬・午後15:25頃・くもり 

農村部の舗装路で3匹のコカマキリ♀♂(Statilia maculata)を発見。 
交尾中の♀♂ペアにあぶれ♂が干渉しているようです。 
交尾ペアをよく見ると、マウントしてるだけで交尾器は結合していません。 
コカマキリは体色が多型です。 今回の♀は緑色型、♂は薄い黄土色と焦げ茶色の2匹でした。 飼育下ならともかく、野外で交尾干渉を観察できる機会は滅多にないのに、ここで無念にもカメラのバッテリーが切れてしまいました。 
私が急いでバッテリー交換している間に、コカマキリのあぶれ♂は交尾ペアから離れてしまいました。 
♂同士の争い(♀の争奪戦)がどのように決着が付いたのか、見届けられずに残念でした。 

もう一度再現してくれないかと、強制的にあぶれ♂を交尾ペアにしつこく近づけても、互いに怖がって逃げ回るばかりで二度と♀に交尾を挑もうとしませんでした。 
今思えば、カマキリ♂は下手に正面から♀に近づくと共食いされる恐れがあるので、♀の背後から慎重に近づかないと安全に交尾できません。 
そのため、♀の傍で♂同士の争いは淡白なのかもしれません。 
遂には、♀は♂を背負ったまま自発的に私の手から路上に飛び降りました。 

交尾ペアに対して一番の「お邪魔虫」は私でしたね。 
道に車が来るのではないかと気が気でなくて、雑で散漫な撮影になってしまいました…。 
カメラのバッテリーをもっと早く交換しておくべきだったと、つくづく悔やまれます。 




 

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