2020年10月下旬・午後15:00頃・晴れ
田畑の間を通る農道と用水路の間に咲いたハハコグサの小群落で見慣れない地味なミクロ蛾(小蛾)が訪花していました。
ハハコグサは別名ゴギョウと呼ばれ、春の七草のひとつです。
ハハコグサの花期は4〜6月とされているので季節外れの狂い咲きかと思いきや、調べてみると秋にも少し花が咲くのだそうです。
マクロレンズを装着して接写を始めたとき謎の小蛾は口吻を伸ばしておらず、ただ休息しているだけでした。
しばらくすると、ようやく警戒を解いて口吻を伸ばし、花蜜を吸い始めました。
ハハコグサの花序を歩き回りながら延々と吸蜜を続けます。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@3:36〜)
ミクロ蛾の横の花に指でそっと触れた途端に、準備運動なしに勢い良く飛んで逃げました。
更に1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、緊急避難の離陸はジャンプしているようでした。
【追記】
いつもお世話になっている「新・蛾像掲示板」で問い合わせたところ、ゴボウハマキモドキ(Tebenna micalis)やヤマハハコハマキモドキが似ていると教えてもらいました。
ヤマハハコハマキモドキも確かに似てますけど、分布が北海道の山地~亜高山ということは、仮に山形県にも分布しているとすれば高山蛾になってしまう気がして除外しました。
現場の横は収穫後の田んぼと畑が広がっていましたが、ゴボウも栽培していたかどうかは分かりません。
確か夏にアザミが咲いていたので、そこで育ったのかもしれません。
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