2020年10月中旬・午後16:20頃・くもりときどき小雨
激しくホバリング(停空飛行)しながら吸蜜しています。
途中から小雨が一時激しくなったので、ビニール傘をさして撮り続けました。
ホシホウジャクは多少の雨天でも平気でホバリング吸蜜を続けています。
とにかく薄暗いので、手持ち夜景モードに切り替えて動画撮影しました。
吸蜜ホバリングの妙技を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみましょう。(@4:51〜)
口吻にオレンジ色の花粉が付着しています。
次の花に向かう際は、伸ばしていた口吻がゼンマイ状に丸まります。
停飛中は空気抵抗を減らすために、脚は後方に引き付けたままです。
吸蜜ホバリングしながら腹端から脱糞したように見えたのですが(@6:55)、雨粒の可能性もありますかね?
ダリアのおそらく同じ品種で色違いの花が並んでいる中で、蛾は花弁の色で選り好みしているのでしょうか?
私がこれまで本から得た知識では、白が一番人気で次が黄色、赤が不人気と予想されます。
12分間ほど撮影を続けた結果をまとめてみました。
色別の訪花数:
白 23 (つぼみ1を含む)
黄 11
赤 9 (濃淡の赤をまとめた)
次に、下見しただけで吸蜜せずに飛び去った例を除いてみました。
色別の吸蜜数:
白 14
黄 7
赤 8
赤い花にも結構訪れていたのがとても意外でした。
同じ花に戻ってきて吸蜜することがあるのですが、その度にカウントしました。
後で思うと、この庭の花壇に咲いていたダリアを色別に全て数え上げるべきでしたね。
蛾が花色によって選り好みしている訳ではなく、単に咲いていた花の中で白が圧倒的に多かっただけかもしれません。(その場合、ランダムに訪花すると結果的に白が多くなります。)
花蜜の量も花色別に調べたいところですが、そこまで行くと素人の手に余ります。
赤い花は一般に人気が無くて他の昆虫(ライバル)が敬遠する(見えない)らしいので、花蜜の存在を一度学習してしまえば、独り占めできることになります。
薄暮性のホウジャク類は、色の見え方(色覚)が他の昼行性の昆虫と少し違うのでしょうか?(赤が見える?)
しかしすぐ間違いに気づいて表面に回り込み、吸蜜しました。
後半になると学習してそのエラーが減りました。
舌状花の花弁が無くても訪花するということは、中央にある(筒状花の)雄しべの黄色が目
印(蜜標)になっているのかな?
しかし、そのシーンをよく見直すと、ダリアを支える竹竿が水平に設置してあり、近くの花から散った白い花弁がその上に乗っていました。
蛾はこの落花の花弁を目印にして、蕾を訪れたのかもしれません。
ネット掲示板で質問したところ、ダリアの仲間と教えてもらいました。
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