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2021/01/17

カミキリムシの産卵痕から滲むコナラの樹液を舐めるオオスズメバチ♀

 

2020年9月下旬・午後13:50頃・くもり 

里山の林道の横が雑木林になっていて、コナラの樹液酒場にオオスズメバチVespa mandarinia japonica)のワーカー♀が重低音の羽音を響かせて飛来しました。 
コナラの幹にはカミキリムシ♀が産卵した傷痕が多数並んでいます。 
オオスズメバチ♀は幹を歩き回りながら身繕いしただけですぐに飛び去りました。 
どうやら樹液の出る量が少なかったようです。 
私の鼻でも樹液の発酵臭を嗅ぎ取れませんでした。  

コナラをホストとするカミキリムシは種類が多過ぎて絞り込めないのですが、新開孝『虫のしわざ観察ガイド—野山で見つかる食痕・産卵痕・巣』p108-109に掲載されたシロスジカミキリ♀(Batocera lineolata)による産卵痕の写真がそっくりでした。

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