2020年7月中旬・午後18:10頃・晴れ
蓮池の岸に立っている男性がパンを千切って岩場を目掛けて次々に投げていました。
コイ(鯉;Cyprinus carpio)の群れが殺到し、パンを食べています。
黒いコイだけでなく、オレンジ色の錦鯉も混じっています。
いつもは岩場で甲羅干しをしているクサガメ(Mauremys reevesii)も、水面に浮いたパン屑をがっついて食べています。
2匹ともやや小型の若い個体でした。
最近なぜか、ミシシッピアカミミガメの姿を見かけません。
外来種として駆除されたのかな?
3羽のカルガモ(Anas zonorhyncha)幼鳥が池の水面を泳ぎ回っています。
パン食い競争に参戦するかと思いきや、岸壁に近寄ってヒトに給餌をねだってるようです。
観客へのサービスのつもりなのか、面白がって岩場を目掛けてパンを投げているようですが、必死な魚が岩に座礁して腹ビレや鱗が傷つくのではないかと心配です。(鯉はそんなにヤワじゃない?)
連日のパン大量給餌は栄養が極端に偏りますし、食べ残しが水質を悪化させます。
一部の(特定の)野生動物がヒトに依存する状態は生態系のバランスを崩し、好ましくありません。
動物愛護を履き違えて猫や鳩、鯉などに給餌しに来る常習者に対してどういう言い方をしたら止めてもらえるのか、いつも悩みます…。
素朴な善意から始まった野生動物への給餌がエスカレートして歯止めが利かなくなり、全国各地で問題になっています。
そういうヒトは、一種の依存症(手軽な快楽への中毒)なのでしょうね。
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