2020年6月中旬・午後13:20頃・くもり
農地を囲む防風林と用水路の間の林縁にひっそりと咲いたキンギンボク(別名ヒョウタンボク)でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が忙しなく訪花していました。
頭楯が黒い♀なのに、後脚の花粉籠は空荷でした。
もしやと思い訪花シーンをよく観察すると、吸蜜のために花筒の狭い入り口に顔を突っ込む正当訪花ではなく、毎回盗蜜していました。
未だ開花していない蕾からも穿孔盗蜜しています。
ハイスピード動画でも盗蜜行動をじっくり撮りたかったのですが、残念ながら薄暗い林縁だったので諦めました。(光量不足)
▼関連記事(1年前の撮影)当時はてっきり普通の正当訪花かと思い込んでいたのですけど、映像をしっかり見直すと、実はこのときも盗蜜していました。
キンギンボクの花で採餌するクマバチ♀
たまにこういう新しい発見(解釈の訂正)があるので、動画に撮影済みの組み合わせでも飽きずに毎年一度は撮り直してみる価値がありそうです。
とにかく、一例を見ただけで何かを結論付けるのは危険です。
キンギンボクの送粉者を突き止めるのも今後の課題です。
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