2019年10月上旬・午後15:10頃
秋晴れの中、あちこちの田んぼで稲刈りが進行中です。
山村の稲刈りが済んだ田んぼ(刈田)で2羽のキジバト(Streptopelia orientalis)が互いに付かず離れず採食していました。
おそらく♀♂
初めは私を警戒してフリーズしていたものの、やがて警戒を解くと歩きながら落穂を啄み始めました。
ドバトの落ち穂拾いは過去に観察していますが、キジバトでは初見です。
▼関連記事(3年前の撮影)
刈田で落ち穂拾いするカワラバト(野鳥)2羽
刈株の間にクモが張り巡らした遊糸が秋の日差しにキラキラと輝いて、なかなか絵になります(フォトジェニック)。
隣には稲刈りされていない区画の田んぼが広がり、稲穂が黄金色に実っていました。
そちらの方が餌が豊富にあるのに種子食性のキジバトが刈田に留まって慎ましく採食しているのは不思議に思いました。
行儀が良いのは、稲作農家が何か鳥害対策をした結果でしょうか?
それとも単に体格の問題かな?
鳩はスズメよりも体重が重いので稲穂には止まれず、地面から首を伸ばしても稲穂に嘴が届かないのかもしれません。
(※追記参照)
余談ですが、秋になるとソバ畑で実を盗み食いするキジバトもたまに見かけます。
採食シーンを動画で記録したくても、あまりに見事な保護色のせいで見つけられません。
いつも私がソバ畑の横を通りかかると慌てて飛んで逃げるので初めてキジバトの存在に気づく始末です。
撮影するにはソバ畑の近くでブラインドに隠れて待ち伏せするしかなさそうです。
関連記事(4年後の撮影)▶ ソバ畑に集まり熟した実を食べるキジバトの群れ(野鳥)
※【追記】
平野伸明『野鳥記』という写真集p89に「キジバトは、刈られる前に稲を食べようと必死」と題した生態写真が掲載されていました。
※【追記】
平野伸明『野鳥記』という写真集p89に「キジバトは、刈られる前に稲を食べようと必死」と題した生態写真が掲載されていました。
キジバト2(野鳥)@刈田+落穂拾い |
キジバト2(野鳥)@刈田+落穂採食 |
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