2019年9月中旬・午前10:50頃
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ミゾソバの花蜜を吸うオオコンボウヤセバチ♀【ハイスピード動画】
ミゾソバの群落でコンボウヤセバチの一種♂も訪花していました。
雄蜂は産卵管が無いので、オオコンボウヤセバチ(Gasteruption japonicum)とヒメコンボウヤセバチ(Gasteruption breviterebrae)のどちらなのか私は見分け方を知りません。
腹部が長いのでオオコンボウヤセバチ♂ですかね?(間違っていたらご指摘願います。)
同じミゾソバ群落でオオコンボウヤセバチ♀も訪花していたのに、なぜか求愛などの配偶行動が見られませんでした。(ということは別種のヒメコンボウヤセバチ♂?)
長い腹部をゆっくり上下に動かしながら吸蜜しています。
花に止まっているときには翅を細長い腹部よりも下げた位置で重ねている(畳んでいる)のがコンボウヤセバチに特有で面白く思いました。
すぐ隣の花には飛ばずに歩いて移動することもあります。
実は動画の冒頭ではアメリカネナシカズラの花で吸蜜していたのに、途中からミゾソバに切り替えました。
ミゾソバの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:58〜)
長い後脚を揃えて垂らしたまま飛んでいました。
【追記】
『寄生バチと狩りバチの不思議な世界』という本の第14章 「蜂の採集と同定」によると、
寄生バチは多くがあまり花に来ない。コンボウヤセバチ科やケンヒメバチ亜科のヒメバチのように比較的よく花に集まるグループや、山地のウドの花のように例外的に多くの寄生バチが集まる花もあるが、狩りバチやハナバチほどには花を見回っても採集できない。 (p292より引用)
これは全くの初耳でした。
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