ページ

2019/09/06

早朝に営巣木の上空でノスリ親鳥を追い回すハシボソガラス(野鳥)




ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#10



▼前回の記事
夜明けに樹上で鳴き続け偵察飛翔を繰り返すノスリ親鳥(野鳥)

2019年5月下旬・午前4:45頃(日の出時刻は午前4:20)

柳樹上のノスリButeo japonicus)の巣を私が撮っている間に、左のポプラ樹間で親鳥がピィー、ピィー♪と甲高い声で鳴き続けています。
早朝の縄張り宣言なのでしょうか?
それに応えて巣内の雛が鳴くこともなく、全く動きがありませんでした。
ノスリ親鳥が鳴くリズムが急に崩れたので、何事かと思ってカメラを左に向けると、河畔林の上空でノスリ親鳥(左翼の風切羽が1枚抜け落ちた個体)とハシボソガラスCorvus corone)の空中戦が繰り広げられていました。
営巣木の周囲で縄張りの偵察飛翔を繰り返すノスリ親鳥がカラスを追い払おうとして返り討ちに遭ったようです。

情けなく悲鳴を上げて♪逃げるノスリをハシボソガラスがガーガー♪鳴きながらしつこく追いかけています。
この河畔林にはカラスの巣も幾つもありますから、ノスリとカラスは縄張り争いの緊張状態が続いているようです。
ノスリと出くわす度にカラスは擬攻撃(モビング)しています。
右に逃げたノスリは旋回して元のポプラ樹冠に戻り、一方カラスは深追いしてきませんでした。
その後もノスリはめげずにポプラ樹上でひたすら鳴き続けています♪(縄張り宣言?)。
しばらくすると再び右に飛び出し、一回りするとすぐに元のポプラ樹冠に引き返しました。
縄張りを誇示しながらの偵察飛行なのでしょうか?

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

つづく→#11:柳樹上の巣で抱雛するノスリ親鳥(野鳥)


0 件のコメント:

コメントを投稿