ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#6
2019年5月中旬
9日ぶりの定点観察。
昼前と夕方の2回、撮影しました。
営巣木の周囲の枝葉が茂り、巣が隠されつつあります。
在巣のノスリ(Buteo japonicus)親鳥は抱卵期より姿勢が高く、立っているのかと思いました。
やがて、親鳥の左下で白い
雛が卵から無事に孵化していたことが分かり、一安心。
白いぬいぐるみのような雛は、少なくとも2羽見えます。
猛禽類の雛を初めて観察できて、感動しました。
親鳥(おそらく♀)の行動も抱卵から抱雛に変わっていたので、姿勢が高く見えたのでしょう。
雛に付き添う親鳥が頻りに顔を左右に振っているのは、顔にたかるハエを払っているのでしょう。
辺りをキョロキョロ見回して警戒を怠りません。
猛禽類は肉食性ですから、食べ残しや糞で巣内が不衛生になりがちです。
そのため猛禽類の巣には巣材の他に、殺菌・防腐効果が高いとされる針葉樹などの青葉の付いた枝葉がしばしば産座に持ち込まれるらしいのですが、このアングルではよく見えません。
ところで、営巣木の柳に丸みを帯びた大きな葉が付いているように見えるのは、どういうことでしょう?
柳の幹に蔓植物が巻き付いているのだと思うのですが、なんとなくツルウメモドキとかサルトリイバラですかね?
営巣木の両隣にある木は、葉の特徴からニセアカシアと確定しました。
ちなみに、画面を次々に横切る白い物体は、綿毛の付いた柳の種子で
この時期に河畔林の柳から種子が風散布されるのです。
つづき→#7:ハシボソガラスにモビングされて逃げるノスリの親鳥(野鳥)
ノスリ♀(野鳥)@巣:柳樹上+抱雛 |
ノスリ(野鳥)巣@柳樹上・全景 |
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