2019年5月中旬
田んぼでようやく水入れが始まりました。
ハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が泥の上を歩き回って餌を探しています。
水深が浅ければ平気で水にも入ります。
土の中に暮らしていた土壌動物(昆虫や幼虫、ミミズなど)が水攻めに遭うと溺れそうになり、慌てて地表に出てきます。
ハクセキレイ♂は次々に獲物を見つけては捕食していました。
巣で待つ雛に給餌するためではなく、その場で自分で食べていました。
一方で、目の前の泥の上をアメンボがピョンピョン跳びはねても、捕食せず見逃しました。
ハクセキレイ♂は畦を飛び越え、隣の田んぼにも移動して採餌を続けます。
畦道の雑草が不自然に茶色く枯れているのは、おそらく農家の人が除草剤を撒いたのでしょう。
野鳥にとって田んぼの水入れは、楽して大量の獲物が手に入る、年に一度の夢のような食べ放題バイキングです。
ちなみに、水入れ前の田起こしのときにも、掘り起こされた土壌動物を目当てにムクドリなどの野鳥が集まります。
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ハクセキレイ♂(野鳥)@水田:水入れ開始直後+虫捕食 |
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