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2017/10/02

白バラの花で採餌するトラマルハナバチ♀



2017年6月中旬・午前7:04

朝から民家の花壇に咲いた白いバラの花にトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷ですが、雄しべの茂みの中を動き回って集粉しているようです。




盛口満『生き物の描き方: 自然観察の技法』によると、

「野ばら」は「野生化したバラ」ではなく、「栽培化されたバラの祖先」である。そして、野ばら、すなわちノイバラの花には花びらが5枚しかなく、色も白い。ノイバラにとっては、そうした昆虫たちが、花粉の媒介者になっているわけだ。しかし、バラではどうだろうか。花粉をつけるおしべは花びらに変化してしまっている。しかも八重となった花は重なりあい、中に潜り込むのも難しい。さらに、売られているバラは真紅だが、ハチは赤い花よりも白い花を好む。つまり野ばら(ノイバラ)にはハチがきても、バラにはハチが来がたいわけである。




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