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ラ・フランスの果実で吸汁するアカタテハ、ヒメスズメバチ、キタテハ秋型
2016年10月上旬
洋梨(ラ・フランス)の果樹園で、枝になったまま熟し過ぎた(腐りかけた)果実に種々の昆虫が集まっていました。
元々は野鳥につつかれたのかもしれません。(※追記参照)
甘い果実が発酵して、まるで樹液酒場のようなパーティーが開かれています。
アカタテハ(Vanessa indica)が翅を閉じたまま吸汁し、ときどき翅を素早く開閉しています。(威嚇?)
撮影中は気づかなかったのですが、同じ腐果の裏側でヒメスズメバチ(Vespa ducalis)も実を齧っていました。
アカタテハの隣にキタテハ(Polygonia c-aureum)秋型が飛来して吸汁を始めても、アカタテハは寛容でした。
これでもしルリタテハも来てくれたら、赤黄青の三色タテハが揃って役満だったのに…。
ちなみに、山形県は西洋梨の生産量(収穫量)で全国ナンバーワンを誇ります(2015年のシェアは65.1%)。
サクランボと並んで山形県の果物の代名詞となっています。
※【追記】
『原色図鑑 夜蛾百種―吸蛾類を中心として』という本を読んで初めて知ったのですが、果実が未熟で青いうちから夜行性の吸蛾類が口吻を突き刺して加害することがよくあるそうです。
夜の果樹園を見回るのも面白そうです。
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