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2017/08/24

雛の糞を巣の外に捨てるムクドリ【野鳥:ハイスピード動画】



2017年5月下旬
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屋根裏の巣で待つ雛に虫を給餌するムクドリ♀♂つがい【野鳥:HD動画&ハイスピード動画】

ムクドリSturnus cineraceus)の親鳥が雛に虫を給餌した後、毎回ではないのですが、次の採餌に出かけるついでに雛が排泄した糞を嘴に咥えて巣の外へ捨てに行くことがあります。
親鳥の排糞行動を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。(同日の午前10:34と午後12:38)
雛の糞はゼラチン状の粘液で包まれ、親鳥がつまんで運び出しやすくなっています。
こうやって親鳥は巣内をなるべく清潔に保とうと努めているのです。
それでも巣口の真下の壁面は雛の糞で汚れていました。
この納屋の屋根裏でムクドリが毎年営巣しているのです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

沢近十九一『鳥の親子 (動物のふしぎな世界 5)』によると、

スズメの仲間(しぐま註:スズメ目?)の小鳥たちは、ひながだす糞を、巣のそとへはこびだします。えさをあたえおわった親鳥が、巣のふちにとまって、ひなをみつめています。親鳥は、ひながふんをするのを、待っているのです。ひなには、肛門のまわりに、あかるい色の、とくべつなはねがあります。ひながふんをするまえに、このはねが、ぱっとひろがって、親鳥の注意を、ひなのほうにむけさせるわけです。(p27より引用)



今のところ私が排糞行動を実際に見れた野鳥は2種だけなのですが、言われてみれば確かにハシボソガラスもムクドリも全てスズメ目でした。
雛の肛門周りの色をしっかり見れるほど巣を間近で観察したことは未だありません。



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