ページ

2017/08/06

タニウツギ蕾の萼を食すイチモンジチョウ終齢幼虫



2017年5月中旬

イチモンジチョウの飼育記録#5


食餌植物として新鮮なタニウツギの小枝を採取してきて与えてやりました。
するとイチモンジチョウLimenitis camilla)終齢幼虫は花のつぼみの基部に5本ある緑色の細長い萼片に口をつけて食べ始めました。
なぜか若葉よりも萼の味が気に入ったようで、やがてほぼ全てのつぼみの萼が丸坊主になってしまいました。
しかし花の蕾自体は決して齧りませんでした。

常識を疑いタニウツギの葉に毒が蓄積されていると仮定すれば、イチモンジチョウ幼虫が葉よりも若い萼片を好むのも納得できますし、前進運動のぎこちなさは中毒による神経症状で説明できるかもしれません。 (追記:緩急をつけたぎこちない前進運動はイチモンジチョウ幼虫に特有なもので、異常な運動障害ではありませんでした。)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#6:食欲を失ったイチモンジチョウ終齢幼虫の徘徊運動



0 件のコメント:

コメントを投稿