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イラガ(蛾)幼虫同士の喧嘩
イラガ(蛾)の飼育記録#2016-3
2016年9月中旬
イラガ(Monema flavescens)の幼虫に食樹植物としてカキノキとミズナラの枝を水差しで与えてみました。
ミズナラの葉を好む個体に注目して、食餌のシーンを撮影してみました。
葉表(照明の当たらない裏側)に止まって見事な食べっぷりを披露しています。
葉縁に顔だけ出して蚕食するのですが、胸部のフードに頭部が覆われて肝心の口器の動きが全く見えません。
口元を隠すお上品な食事マナーです。
イラガ科幼虫に特有なこのフードの正式名称をご存じの方は教えて下さい。
名著『わたしの研究:イラガのマユの謎』p29に「イラガの幼虫の口」と題した頭部の細密画が掲載されています。
「頭部は、胸部にもぐりこんでます」と記されているものの、特に名称ば付いていませんでした。
後半は微速度撮影に切り替えたので、60倍速映像をご覧下さい。(@2:50〜)
※ リアルタイムの動きを記録した前半部のみ動画編集時に自動色調補正を施しています。
【おまけの映像】
同じ素材で早回し速度を落とした10倍速映像をブログ限定で公開しておきます。
つづく→#4:脚が退化したイラガ(蛾)幼虫の歩行のひみつ
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