2016年8月上旬
電柱を支えるケーブルにクズなどの蔓植物が巻き付いて電線まで登ってしまうと地絡事故が発生する恐れがあります。
除草の手間を省くため、ケーブルに予め円筒状のカバーを被せています。
郊外の電柱でたまに見かけるこのカバーは、電柱支線用かずら巻き防止ガードと呼ぶらしい。
ある程度以上直径の大きな物体には蔓が巻き付くことができない性質を利用しているのです。
実際に電柱支線を伝ってクズの蔓が伸びる様子やかずら巻き防止ガードの効果を長期間の微速度撮影で記録してみたいものです。
以下の写真は、今季あちこちで見かけた電柱支線用かずら巻き防止ガードの例です。
2016年8月下旬 |
せっかく設置したのに草刈りしているようで、効果は不明。 |
線路沿い |
電柱支線用かずら巻き防止ガードが無い場合。 |
草刈りまたは除草剤で対処している? |
対策されていない電柱にツタが跋扈 |
葉と対生して出る巻きひげの先端に吸盤があり、ほかの物に貼り付いてよじ登る。(ヤマケイポケットガイド5『庭木・街路樹』p106より引用)
【追記】
電柱に直接設置する別タイプの「蔓性植物巻き付き防止具」も見つけました。
電柱の直径を手っ取り早く(安上がりに)太くして、蔓植物が巻きついて登れないようにする工夫です。
続編があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿