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2016/11/02

ムクドリ(野鳥)の群れがシダレザクラに就塒前集合



2016年7月下旬・くもり・午後18:01〜18:29

夕刻になるとムクドリSturnus cineraceus)の群れがシダレザクラに続々と集結してやかましく鳴き騒ぎ始めました。
葉が生い茂った梢に止まると、自分で羽繕いしています。
枝上で並んでも相互羽繕いはしませんでした。
枝上であまりにも近くに来た図々しい個体に対して嘴で突いて追い払うことがありました。(パーソナルスペースの問題?)

鳥の大群という異変に気づいた近所の子供(ヒト)が負けじと大声を張り上げています。

刻々と薄暗くなってくる上に逆光で見づらいのですけど、ムクドリの成鳥だけでなく幼鳥や若鳥も混じっています。
白い部分が無くて全体が黒っぽい灰色の個体は巣立ったばかりの幼鳥で、白黒のコントラストが弱いのが若鳥だと思います。

『ムクドリの子育て日記』p39によれば、

巣立ったばかりのヒナたちは、親鳥といっしょに、エサがあって安全な場所に行く。しばらくのあいだは、親からエサをもらう。そして、だんだんと自分でエサをとることをおぼえていき、6月末から7月には、ひとりだちする(若鳥は、親にくらべて羽の色がうすいが、秋には、成鳥と同じ色になる)。


『ムクドリ (カラー版自然と科学50)』p16-20によると、

ヒナは、親鳥よりあわい羽の色をしています。

混群というほどではありませんが、スズメが少数ながらもムクドリの群れに紛れ込んでいます。
近くの枝に居るスズメをムクドリが排斥することはありませんでした。
このままシダレザクラの樹冠でムクドリと一緒に夜を過ごすのでしょうか?

ところが私が油断して眼を離している隙にムクドリはどこかへ行ってしまいました。
午後18:46に辺りが静まり返ったと思ったら、シダレザクラの樹冠に鳥は1羽も居ませんでした。(そして誰も居なくなった)
移動シーンを見逃したのは痛恨の大失敗。
てっきりシダレザクラで夜を過ごすのかと思いきや、どこかまた別な場所にある集団塒に移動したようです。
つまり、私が見ていたのはムクドリの就塒前集合でした。

ちなみに、この日の公式の日の入り時刻は午後18:58。
昼間は暑くならず、涼しくて過ごし易い一日でした。

悔しいので、日を改めてムクドリの集団塒がどこにあるのか突き止めることにしました。
つづく



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