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2016/06/02

キジ♂(野鳥)の求愛行動【前編:鳴き声で♀にアピール】



2016年5月上旬・午前5:55〜6:00

枯れたヨシが広がる湿地帯でキジ♂(Phasianus versicolor)が早朝から大声で鳴いていました。
縄張り宣言の鳴き声 囀りとドラミング(母衣打ち)で近所の♀にアピールしています。
手前に生えた柳の灌木が邪魔なのですが、私が下手に動いてキジに逃げられては困るので、このまま我慢して撮影を続けます。
私が気配を消して静かに撮影していると、警戒を解いたキジ♂が葦原から広場に少し出て来ました。
依然として柳の茂みが目障りですけど、キジ♂は羽繕いしています。
しばらくすると、後ろを向いたまま再びケンケーン♪と鳴き、翼をバサバサッと羽ばたいて母衣打ちしました。

キジが後ろを向いている隙に私は忍び足で少しだけ移動して、ようやく撮影アングルを確保しました。
後ろから見ると、ピンと立った耳羽がよく目立ちます。
豪華絢爛で美しい羽毛を鑑賞していると、キジ♂は向きを変えて右手に歩き出しました。
広場から枯れ葦原へ戻ってしまいました。
隠し撮りしている私の存在などキジ♂は先刻承知なのかもしれません。
カメラを嫌って茂みへ逃げ込んだのかと落胆しつつも粘って待つと、新たな展開がありました。

つづく→中編:
求愛ディスプレイ

映像の最後で♂が移動したのは、勇ましい鳴き声に惹き寄せられた♀を出迎えに行ったのかもしれません。



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