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2015/12/09

寄生蛾に食害されたセグロアシナガバチ?の巣



2015年9月中旬

セグロアシナガバチ巣の定点観察#7


※ このコロニーの蜂はセグロアシナガバチ(Polistes jokahamae)ではなく、キアシナガバチ(Polistes rothneyi)の前伸腹節の黄紋が無い斑紋変異なのかもしれません。

4週間(27日)ぶりに様子を見に行くと、状況は一変しひっそりと静まり返っていました。
恐れていたように、今年もいつの間にか巣に寄生蛾が産卵し蛾の幼虫に食害されてしまったようです。
育房内に寄生蛾の幼虫の張り巡らした糸や糞が見え、汚らしい状態です。

前回の写真を見直すと蜂が多数居る時から既に寄生されていたようで、コロニー解散後の空き巣になってから寄生されたのではありません。
空き巣かと思いきや、巣盤の上(画面左上)に1匹の♀がちらっと見えました。
このコロニーは全滅する前に少数でも新女王を輩出したのでしょうか?
古巣を採集できれば寄生蛾の成虫が羽化するまで飼育して正体を突き止められるでしょう(例年通りならおそらくマダラトガリホソガの一種Anatrachyntis sp.と予想)。
しかし、とても手が届かない高所に営巣しているので、指を咥えて見ているしかありません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

シリーズ完



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