2015年8月中旬・午後17:47
夕方にムクドリ(Sturnus cineraceus)の群れが空を飛んでいました。
遠くで飛びながら群れの賑やかな鳴き声も聞こえます。
生憎この日は望遠レンズも外付けマイクも忘れてきてしまったのが残念無念。
最後は吸い込まれるようにどこかへ着陸した模様。
残念ながら、手前にあるお寺の建物の死角になってしまい、塒の位置を突き止められませんでした。
ちなみに日の入り時刻18:27の40分前の出来事でした。
ムクドリの大群が飛ぶ様子は「murmuration」と呼ばれる有名な現象です。
正式な日本語訳を知らないので、ご存知の方は教えてください。
群れにリーダーが居なくても飛びながら群れ全体がまるで一つの生き物(超個体?)のように変幻自在に形を変え、神秘的というか芸術的ですらあります。
猛禽類などの天敵に対する一種の誇示行動だと考えられています。
小規模ながら初めてmurmurationを自分で撮れて、とても嬉しかったです。
『カラー版自然と科学50:ムクドリ』p28-29によると、
北国では冬のあいだムクドリの大群はみられません。北海道や東北地方でムクドリの大群がみられるのは、真夏から秋です。
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