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フクラスズメ(蛾)幼虫の排便
2015年7月下旬
山間部の道端でアカソの葉を食べているフクラスズメ(Arcte coerula)を動画で長撮りしていると、ほぼ定期的に脱糞しました。
腹端を軽く持ち上げて排便します。
直後に左に大きく体を屈曲させる奇妙な行動を示しました。
幼虫の左側はこちらから死角になって見えませんが、飛来した寄生バエを追い払ったのか、体表に産み付けられたヤドリバエの卵を口で取り除こうとしているのかもしれません。
その後も何度か同じ行動を目撃したのですけど、動画にうまく記録できませんでした。
映像後半は、10倍速の微速度撮影で食事シーンを記録している際にたまたま撮れていた2回の排泄シーンです。
この微速度撮影はジオラマモードで撮っているため、画角の上下がわざとぼかされています。
そのために、肝心の肛門付近がややピンぼけになってしまいました。
これまで様々な種類の幼虫(芋虫・毛虫)の脱糞シーンを飼育下で観察してきましたが、いつも大体30分間隔でした。
ところが野外で撮影した今回は、それよりも短い間隔(半分以下)で頻繁に排便しました。
フクラスズメ幼虫の消化力が種として例外的に優れているのか、それとも野外で新鮮な食草を食べているとお通じも快調になるのでしょうか?
つづく
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