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板塀のトタン板を齧って遊ぶスズメ幼鳥(野鳥)
2015年7月上旬
民家の板塀の上にスズメ(Passer montanus)の巣立ち雛が並んで親鳥が給餌に来るのを待っています。
板塀を支える木柱の上端は雨水による腐食を防ぐためにトタンで綺麗に覆われ、釘で固定されています。
どうやらお気に入りの場所らしく、そのトタン板に幼鳥が代わる代わる座りに来ます。
もしかすると晴れた日は太陽でトタン板が熱せられ、暖かいのかもしれません。
幼鳥は好奇心旺盛で、このトタン板を頻りに齧っています。
嘴でペンチのように挟みトタン板を曲げようと力試ししているようです。
退屈しのぎの遊びなのかな?
あるいはトタン板の裏側(隙間の奥)に虫が潜んでいるのかもしれません。
また別なシーンでは、板塀からトタン板に飛び乗ろうとして着地の際にスリップした幼鳥が八つ当たりするかのようにトタン板をつつくことがありました。
近くで別個体の幼鳥が親鳥から給餌されるのを横で見ていた幼鳥が直後にトタン板をつつき始めるのは、欲求不満を解消しようとしているように思いました。
一方、成鳥がこのような行動(遊び)をするのは一度も見かけませんでした。
待っている間の幼鳥は他にも羽繕いや居眠りをして過ごしています。
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