キボシアシナガバチ巣の定点観察@柳#8
2015年7月中旬キボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)の創設女王と思われる♀が巣盤の下面に陣取り、断続的に羽ばたいて誇示行動を続けています。
羽ばたきながら他の蜂に対して軽くつっかかるような仕草も見られました。
他のコロニー・メンバー(特に娘のワーカー♀)に対する一種の威嚇や優位行動のようです。
女王の近くに居たワーカー♀が一度だけ同様の誇示行動をやりました。(@0:38)
それを見ても女王は逆上して攻撃を加えない点が興味深く思いました。
個体標識してしっかり見分けられたら順位制の詳細など面白い社会関係が見えてきそうです。
夕方でかなり薄暗くなってきても、誇示行動を続けています。
育房内の幼虫と栄養交換していた♂(早期羽化雄)が急に向き直って女王とくちづけを交わしました。(@5:43)
空腹の女王が♂に催促した結果、成虫間で栄養交換したのか、それとも怒りっぽい女王を宥める行動なのでしょうか。
この後、その♂は別の幼虫と栄養交換しました。
つづく→#9:キボシアシナガバチ♂の誇示行動【暗視動画】
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