2015年7月中旬
河川敷に蔓延るノブドウの群落でハキリバチの仲間が訪花していました。
頭楯に白い口髭のような毛が密生しているので♂(雄蜂)ですね。
初めは顔が花粉で汚れているのかと一瞬思ったのですけど、ノブドウは花粉が乏しい(無い?)ようで、他の蜂も集粉はしていません。
先客のクロアリを嫌ってホバリング(停空飛翔)するシーンが撮れました。
このハキリバチに関しては、♂ばかりが訪花した点が興味深く思いいました。
♂が♀よりも先に羽化する雄性先熟なのでしょうか?
交尾相手の♀を待つなら花粉の多い花で待ち伏せすべきでは?と素人考えでは心配してしまいます。
花の近くで二匹が空中戦(小競り合い)をしていたこともあったのですが、一瞬の出来事で撮り損ねました。
誤認求愛だったのかもしれません。
忙しなく飛び回り、同一個体かどうか定かではありません。
前後半(@1.23)で別個体かもしれません。
撮影後に1匹採集しました。(映像に登場した同一個体とは限らない)
以下は標本写真。
ツルガハキリバチ♂(Megachile tsurugensis)だと思うのですが、あまり自信がありません。
一番厄介な可能性は、映像に複数種が混じっていることです。
腹背 |
♂は腹部下面にスコパ無し |
腹端背面 |
頭部下面 |
左前翅 |
左後翅 |
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