ページ
▼
光を嫌うゲンジボタル♂(背光性)【暗視映像】
2015年6月中旬・深夜23:10〜23:15
山に近い農村部の道端に植えられたウコギ(生垣にしては1本だけ高く伸びすぎている木)の茂みで微光を放っている蛍を発見。
強い発光も動画に撮ることが出来ました!
葉の上で動き回っているようで、茂みに隠れて光が見えなくなりました。
赤外線の暗視動画に切り替えると、ウコギの葉に乗っている蛍を見つけました。
側面から見ると腹端の2節が光っていることから♂と判明。
葉上で静止しつつ、触角を盛んに動かしています。( 微光を出しているかも)
暗視モードでもなんとか胸背の斑紋が見えます。
次い白色LEDを点灯すると、眩しい光を嫌ってすぐに回れ右して(背を向けて)頭部を葉の下に隠しました(頭隠して尻隠さず)。
ちらっと見えた胸背の斑紋からゲンジボタル♂(Luciola cruciata)と判明。
消灯して暗視動画に戻すと、安心したゲンジボタル♂は頭を葉陰から出して徘徊を始めました。
これで蛍の背光性を実感するとともに、蛍の観察に暗視カメラが必須だと痛感しました。
光でコミュニケーションする夜行性の蛍にとって、ヒトの文明社会は光害だらけで暮らしにくそうです。
最後は赤外線も切ったら、暗闇の中を光りながら翅を広げて飛び立ちました。
幸い、隣の木の枝に止まったので、撮影後に捕獲しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿