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2015/07/22

ヒレハリソウの花蜜を吸うハイイロヒゲナガハナバチ♀



2015年6月中旬

道端に咲いたヒレハリソウ(=コンフリー)の群落で見慣れないハナバチが訪花していました。
花の手前で見事なホバリングを披露してくれました。
正当訪花すると長い舌を伸ばして花筒の奥から吸蜜しています。
花筒の根本に盗蜜痕があるのですが、この蜂は舌が長いので盗蜜する必要がありません。
吸蜜後は花にぶら下がったまま身繕いしています。
後脚の花粉籠は空荷でしたが、♂である可能性もありますかね?

おそらくこのハナバチが花筒内に舌を出し入れしたせいで、先客の小さなアリが盗蜜痕から這い出てきた(@1:35)のが面白く思いました。



撮影直後に同定のため同一個体を採集しました。
以下は標本写真。

腹端に毒針は伸びていませんでしたが、後脚の花粉籠の毛束が発達しているので♀ですね。
右翅がきれいに開いた状態で死んでいたのですけど、軽くカールしていたので、そのままでは翅脈を記録しにくい状態です。
根本から切り落としクリアファイルに挟んでから写真に撮りました。

『日本産ハナバチ図鑑』で自分なりに調べてみたところ、p414に掲載されたハイイロヒゲナガハナバチ♀(Eucera (Eucera) sociabilis)だろうと判明。






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