2015年6月中旬・夜23:27
夜中に水田地帯の農道で地面を歩いている蛍の光を見つけました。
初めは苔の上を歩いていたのですが※、赤外線の暗視カメラで動画に撮り始めるとスベリヒユと思われる雑草に登り始めました。
白色LEDを点灯しても強い発光が見えます。
草の天辺から飛び立とうと翅を広げるも、なぜか左の鞘翅が上手く開けないようです。
左翅をようやく開いても飛翔力が弱く、すぐに墜落してしまいます。
捕獲してみると大型のゲンジボタル(Luciola cruciata)で、発光している腹部の体節が1節であることから♀と判明。
※ ゲンジボタル♀は湿った苔に産卵するらしい。
『カラー自然シリーズ46:ホタルのくらし』p12によると、
交尾したホタルの♀は、川岸に近い、日陰の苔などを探し当てて、その上に卵を産みます。また、『科学のアルバム:ホタル 光のひみつ』p10によると、
卵を産むのは夜ですが、薄暗いところでは、昼間のこともあります。
交尾まではあまり飛ばなかった(ゲンジボタルの)♀は、このころ(産卵期)はさかんに飛びます。
ところで、もし蛍♀が発光している動画を生きた♂に見せたら、♂はフラッシュ発光で求愛してくれるのですかね?
(動画のプレイバック実験)
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