ノシメマダラメイガの飼育記録#13
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チョコの食べ過ぎで桃色になったノシメマダラメイガ(蛾)幼虫
2015年6月中旬
ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)の幼虫が育って終齢に達したのか、飼育容器の壁を登る個体が次々と現れました。
容器の垂直壁面(高さ8cm)の上端までやすやすと達し、蓋を開けたままでは脱出してしまいます。
容器の縁から上半身を大きく乗り出しているときに口から吐糸しているのが見えました。
少し滑落しかけましたが、命綱のおかげで無事でした。
プラスチック容器の蓋の裏に張り付いて徘徊している個体もいます。
過密や餌不足のために分散するのか?と初めは心配でした。
しかし、ノシメマダラメイガ用フェロモントラップの商品説明に次の一文を見つけました。
蛹になる前の終令幼虫は広範囲に分散する習性があり幼虫は穿孔能力が強く、食品包材を穿孔し、内部に侵入します。それなら分散移動中の終齢幼虫を隔離すれば蛹化してくれるのか?と思い、実際に1匹隔離してみたのですが、なぜか上手く繭を紡いでくれませんでした。
そこで構わず密閉容器内で大量飼育を続けることにしました。
※ 映像中盤のプラスチック容器越しに接写したシーンのみ自動色調補正を施しています。
つづく→#14:成虫の飛翔【ハイスピード動画】
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