ヒオドシチョウの飼育記録#7
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ヒオドシチョウ前蛹が脱皮して垂蛹になるまで【微速度撮影】
2015年5月下旬
計4頭飼育していたヒオドシチョウ(Nymphalis xanthomelas japonica)終齢幼虫のうち、一番成長の早かった個体a黄の記録です。
蛹を作る場所を探して激しく徘徊を始めたので竹を割った棒を差し出したら気に入ってくれたようで、下面にしがみつき静止しました。
しかし油断していたら、足場糸を張り垂下する様子は撮りそこねてしまいました。
垂下する決定的瞬間は目撃しました(午前00:49、室温25℃)。
急に胸脚を竹棒から離し腹端でぶら下がったので驚きました。
ヒオドシチョウの変態スケジュールについて予習しようと思いインターネットで検索して、参考になるサイトを見つけました。
前蛹の準備の糸の台座を整えてから尾端で下垂するまで、蝶の種類によっては何日もかかるものもいますが、ヒオドシチョウはほんの数十分から1時間程度ですぐ下垂してしまいます。
翌日にはほとんどのものが蛹化してしまいました。
蛹化の瞬間を見届けようと、午前01:00〜11:18の間、10秒間隔でひたすら撮り続けた写真を元に早回し映像を制作しました。
腹端の鈎状突起で足場糸からぶら下がった前蛹は断続的に、目に見えて振動・蠕動している時があります。
脱皮に備えてひたすら眠っているように見える前蛹も、早回し映像にすると「微動だにしている」ことがよく分かります。
【おまけの動画】
同じ素材で再生速度を落とした早回し映像をブログ限定公開します。
つづく→#8:ヒオドシチョウの蛹化【2アングルの微速度撮影】
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