2013年6月中旬
民家の軒下でキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)の古巣を見つけました。
横の道をよく通っていたのに巣の存在を見落としていたことが我ながらショック…。
前の年(2012年)以前に作られた巣と思われますが、正確な造巣時期は不明です。
外皮に横からえぐられたような穴があいていて、中の巣盤が少し見えます。
せっかくの造形美が台無しです。
蜂を駆除しようと誰かが下から棒で中途半端につついたのでしょうか?(子供の悪戯?)
ちゃんとした駆除業者の仕事なら巣全体を綺麗さっぱり撤去すると思います。
しかし、犯人は必ずしもヒトであると決めつけられません。
自然な風化とは思えないのですけど、一部は寄生蛾の幼虫が中から食い荒らしたのかもしれません。
晩秋に蜂の子を狙ってオオスズメバチが襲撃した場合はこのような惨状になるのかな?
スズメバチの古巣を野鳥が壊して捕食した可能性もあることを最近知ったので、この古い記録映像を引っ張りだしてきました。
もしそうだとすれば、野鳥による食痕ということになります。
▼関連記事スズメ(雀)がキイロスズメバチの古巣に営巣した新聞記事を何度か読んだことがあります。
キイロスズメバチの古巣を壊して捕食するヒヨドリ(野鳥)
二匹目のどじょうに期待して定点観察に通ったのですが、その後もただ放置されていました。
もしかすると既にスズメが巣を作った後なのかもしれません。(妄想)
【追記】
水野仲彦『野鳥のくらし―卵から巣立ちまで』を読んでいたら、
ある山村の軒下で大きな球状の古いスズメバチの巣を見つけたが、その中に作られたミソサザイの巣に気付いた時には驚いた。(p88より引用)と書いてあり、外皮が一部壊された古巣(おそらくキイロスズメバチの巣)の白黒写真も掲載されていました。
ただし、筆者がミソサザイの巣だと断定した根拠が書いていません。
【追記2】
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