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2015/04/25

飛んで逃げたアオサギが屋根で片足立ちに【冬の野鳥】



2015年3月上旬

市街地で深い雪に埋もれた小さな公園の横を通りかかると、雪面にアオサギArdea cinerea jouyi)が佇んでいました。
周囲をビルに囲まれたこの公園は冬になると除雪しないためヒトが立ち入れず、もしかすると野鳥のサンクチュアリになっているのかもしれません。
田舎町なのでビル群と言っても都会の高層ビルに比べたら可愛らしい物です。
「こんな街中でアオサギに出会うとは!」と意外に思い※、カメラを向けた途端にアオサギは驚いて飛び立ってしまいました。
飛行中は長い後肢を後方に伸ばして全体の空気抵抗を減らしています。
このとき聞こえたカーカー♪という鳴き声はアオサギのものか、それともカラスが近くで鳴いたのか?
上空を旋回して近くの建物の屋根に止まりました。

雪が溶けた(落ちた)部分でもトタン屋根は滑り易いのか、危なっかしい足取りでアオサギはゆっくり歩いて横に移動しました。
やがて右足を持ち上げると、一本足で立位休息の姿勢になりました。

このとき実は恥ずかしながら強い尿意を我慢していたため(トイレを探し歩いていた)、全く落ち着いて撮影に集中できませんでした。
粘って待ったらアオサギは再び下界の公園に舞い降りてくれたかな?

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屋根に片足立ちで佇むアオサギ(野鳥)

※ 春になり雪が解けてからこの公園を再訪すると、アオサギが初めに居た辺りには池が掘られていて鯉が泳いでいました。
おそらくアオサギが捕食できる小魚もいるのでしょう。
という訳で、真冬の市街地の公園にアオサギが来ていたのは何も不思議なことはありませんでした。


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