2014年6月中旬
堤防に咲いたウツギの群落で多数のウツギヒメハナバチ♀(Andrena prostomias)が採餌のため訪花していました。
次の花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード・マクロ動画に撮り始めても、なぜか身繕いばかりしてなかなか飛んでくれない個体がいました。
▼関連記事普段なら編集で容赦なくカットするのですが、花粉まみれの体を身繕いする行動のスローモーションもそれなりに価値があるのではないかと思い直しました。
ウツギを訪花するウツギヒメハナバチ♀の羽ばたき【ハイスピード動画】
体に付着した花粉を前脚→中脚→後脚とリレーのように移し替え、最後は後脚の花粉籠になすり付けています。
身繕いしながら舌を出し入れしています。
もしかするとミツバチで知られているように、吐き戻した花蜜で花粉を湿らせて粘性の高い団子を作っているのですかね?
ウツギヒメハナバチが吸蜜中に無理な体勢になると、後脚の花粉団子が大きく二つに割れることがあります。
それでも花粉団子の塊は崩れたりこぼれたりしないのが不思議でした。
花粉籠の特殊な毛束に花粉を押し付けるだけで団子状にまとまるのかな?
※ 複数個体を撮りましたが、同所性同胞種のコガタウツギヒメハナバチ♀(Andrena tsukubana)も混じっているかもしれません。
花粉まみれの状態ではよく似た二種を見分けられません。
蜂に集紛採餌され尽くされたウツギ花の葯は真っ白になっていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿