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2015/02/18

コロニー解散間際のチャイロスズメバチ残党



2014年10月下旬


▼前回の記事
屋根裏の巣に飛来したチャイロスズメバチ♂

屋根裏に営巣したチャイロスズメバチの定点観察#6

6日ぶりにチャイロスズメバチVespa dybowskii)の巣の様子を見に行くと、破風板に開いた巣口の下に1匹だけ静止している♀成虫がいます。
触角をときどき動かすだけでじっとしています。
残り少ないワーカー♀が門衛として巣口を守っているのか、それとも新女王なのか、私には見分けられません。
そこへもう1匹のチャイロスズメバチが飛来し、巣の周囲でホバリングするも巣には入らず飛び去りました。
なんとなく雄蜂が交尾相手の新女王を探しに来たような気がしたのですけど、私の想像でしかありません。
その間も巣口下の♀は「動かざること山の如し」でした。
迎撃に飛び立つどころか、警戒姿勢すらも取っていない気がします。
門衛の役目を果たせないほど衰弱した寿命間近のワーカーなのでしょうか。
飛来した個体も同じコロニー出身だとしたら警戒する必要は無いのかもしれません。
巣口の暗い奥に少なくとももう1匹の成虫が動いていますね。

この日が巣の周囲に成虫を見た最後でした。
毎日は見に来れませんでしたが、一応コロニーの解散まで見届けたと判断しました。
シリーズ完。

巣の発見が遅れたせいで、蜂の行動を解釈するのにいちいち悩む羽目になりました。
梯子車(高所作業車)と防護服を持ってないと巣に近づけず、遠くから見守るだけではフラストレーションが溜まりました。
すっきりしない中途半端な記録で謎が多く混沌としているのですが、撮影した動画を下手に取捨選択せずに全て公開しました。



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