2014年9月上旬
農道の横に咲いたヤマハギの群落でトモンハナバチ(Anthidium septemspinosum)が♀♂共に訪花していました。
▼前回の記事交尾中の♀♂ペアを見つけたので、240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
・ヤマハギを訪花するトモンハナバチ♀の飛翔【ハイスピード動画】
・ヤマハギを訪花するトモンハナバチ♂の羽ばたき【ハイスピード動画】
採餌中の♀に♂が飛び付いて交尾を挑む(始める)瞬間は撮り損ねました。
秋風で揺れる枝の花に♀は必死にしがみついています。
ようやく交尾を終えると、♀が先に離脱し、続いて♂も飛び去りました。
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・ムラサキツメクサの花で交尾するトモンハナバチ♀♂【ハイスピード動画】
・トモンハナバチの交尾@クサフジ【HD動画&ハイスピード動画】
トモンハナバチは蜂にしては珍しく体長が♀よりも♂の方がやや大きいことがいつも不思議でなりません。
動物の世界でそのような性的二形(♂>♀)がある場合、交尾相手の♀を獲得するために♂同士で激しい闘争行動があることを示唆しています。(例:ゴリラ、カブトムシ)
しかしトモンハナバチでそのような闘争を見たことがありません。
♀が交尾相手として大型の♂を選り好みしているのでしょうか?
母蜂がコストをかけて(花粉団子の餌を多く与えて)息子♂を娘♀よりも大型に育てる理由は一体何なのでしょう?
『但馬・楽音寺のウツギヒメハナバチ:その生態と保護』p92によると、
日本産のトモンハナバチAnthidium septemspinosumでは、♂が花に採餌にきた♀と頻繁に交尾する。大型の♂ほど花資源の豊かな場所になわばりをもつという。
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