2014年11月中旬
山村の路肩をキアシナガバチ♂(Polistes rothneyi)が徘徊していました。
日光浴しながら歩き回り、前脚で長い触角を拭って化粧しています。
飛び立つ前にネットで捕獲しました。
頭楯が白っぽく触角がカールしていることから雄蜂で間違いありません。
産卵管が変化したものである毒針を雄蜂はもたないので、ヒトを刺すことは決してありません。
指で翅を摘んで実演すると、腹部を曲げて私の指を刺すような素振りを見せます。
これはブラフですから、♀に行動擬態していると表現できるかもしれません。(刺針反射?)
冷静に性別を見分けられれば、無闇に恐れることはありません。
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このとき腹端に伸ばした一対の棘のような突起は交尾に使う器官なのですかね?
この解剖学的な正式名称をご存知の方は教えて下さい。
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以下は標本写真。
腹端に2本の伸縮性のトゲが埋もれていました。
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