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2014/12/31

夜も巣口で警戒するキイロスズメバチの門衛♀【暗視映像】



2014年8月中旬

▼前回の記事
キイロスズメバチ♀日没後の営巣活動:造巣と夜警【暗視映像】

キイロスズメバチ移動巣の定点観察#5

更に夜が更けるとキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀は皆、造巣活動や外出を一切止めて巣内に引っ込んでしまいました。
昼夜の別なく働くモンスズメバチとは異なり、やはりキイロスズメバチは夜行性ではないようです。
普通に考えれば、おそらく明るくないと目が見えないのでしょう。
しかし少なくとも門衛だけは起きていて巣口から外界を見下ろし、警戒しながら身繕いしていました。
そっと近づき巣口にズームしてみると、巣内で蜂がガサゴソ活動する音が聞こえました。
巣口からゴミが落下しました。
胃カメラのようなファイバースコープを差し込んでみない限り巣内の本当の様子は窺い知れませんが、夜のキイロスズメバチは完全に寝静まっている訳ではないようです。
例えば女王蜂の産卵であるとか、外被を内側から削り取りその巣材を再利用して育房や巣盤を作る作業は、夜間も続いていてもおかしくありません。
ただし、もしかすると巣に近づく私の存在を匂いや物音などで感知して、警戒した蜂が目覚めてしまった可能性も考えられます。
暗視可能な無人カメラを遠隔操作して監視すれば決着が付くでしょう。

つづく→シリーズ#6:深夜の総員臨戦態勢


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