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夜にミズナラの樹液を吸うエゾシモフリスズメ(蛾)の停空飛翔【暗視映像】
2014年8月中旬
夜の雑木林で(20:15〜20:34 pm)樹液が滲むミズナラの木の周りをエゾシモフリスズメ(Meganoton analis scribae)が激しく飛び回っています。
このために買った赤外線の暗視ビデオカメラが大活躍!
ホバリング(停空飛翔)しつつ長い口吻を伸ばして樹液を吸う自然な行動をじっくり撮影することができました。
一瞬だけ幹に止まったのは、脚が樹皮の割れ目に挟まったのでしょうか。
白色LEDの照明に切り変えた途端に、エゾシモフリスズメは驚いて逃げてしまいます。
大きく発達した複眼に光が反射して見えます。
翅の大きさや形が違う別種と思われるスズメガ(種名不詳)も来ていました。
前回の撮影では普通の懐中電灯に赤色のビニール袋を被せて光を和らげたりしてみたのですけど、それでもすぐに逃げられてしまいストレスが溜まりました。
夜間の自然な行動を記録するには撮り放題の赤外線カメラが一番です!
特に側面からのアングルは今までは絶対に撮らせてくれませんでした。
暗視映像はモノクロなので、蛾の種類を同定するには採集するかストロボを焚いて写真に撮るしかありません。
ストロボを焚く度に飛んでいたスズメガが強い閃光でショックを受け墜落して暴れます。
すぐに復活して飛び始めるのですけど、いつも申し訳ない気分になります。
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