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繭を紡ぐオオケンモン(蛾)終齢幼虫【微速度撮影:前編】
2013年10月下旬・室温20℃→18℃
前回の記事はこちら→「オオケンモン(蛾)終齢幼虫の徘徊」
採集して持ち帰ったオオケンモン(Acronicta major)幼虫の食餌植物を急いで調べ、カエデの葉を採取してきました。
ところが毛虫に与えても、口を付けようとしません。
容器内でひたすらウロウロと徘徊し続けるだけです。
これはいよいよ繭作りを始めそうだと予感しました。
プラスチック容器のままでは絹糸が付着しづらいだろうと思い、ティッシュペーパーの空き箱に移して閉じ込めました。
すると案の定、採集したその日の夕方から紙箱内の隅で絹糸を口から吐いて繭を紡ぎ始めました。
絹糸は白色。
作業中の毛虫から少しずつ抜け落ちた褐色の長い毛も繭に織り込まれています。
10秒間隔で夜通し(12時間45分間)インターバル撮影した計4,566枚の連続写真を素材に早回し映像を制作しました。
補助照明としてUSB-LEDリングライトを使用。
後半から影取りディフューザーを装着してみると、光が和らいで繭の褐色がよく見えるようになりました。
このとき私は知らなかったのですけど、自然界のオオケンモンは地中に潜って営繭するそうです。
飼育下で土を入れなくても繭を作ってくれました。
つづく→微速度撮影:後編
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