2013年9月下旬
山裾に咲いたキツリフネの群落でトラマルハナバチ(Bombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
薄暗い林縁で花から花へと非常に忙しなく飛び回るので、撮り難いです。
後脚の花粉籠に花粉団子の有無を確認できず、吸蜜だけでなく集粉も行っているのか不明です。
【追記】
加藤真『夜の送粉共生系』を読んでいて、とても興味深いことを知りました。
スマトラはツリフネソウ属Impatiensがいちじるしい適応放散をとげている場所である。そこでは黄色の花をつけるツリフネソウ類はおもに長舌のハナバチによって昼間に送粉され、赤紫色のツリフネソウは薄暮活動性のスズメガによって送粉されていた。 (『花の自然史:美しさの進化学』p84より引用)個人的な印象では日本でも同じことが当てはまりそうなので、キツリフネとツリフネソウの送粉者をこれからも観察し続けていきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿